2012年07月31日

漆器で食を楽しむ会。

原村の循環の家で、
循環学校 暮らしづくり教室「漆器で食を楽しむ会。」を開催しました。

畑から野菜を収穫して、火でごはんを焚き、
職人の手で丁寧に作られた器で食べることを通して
豪華とはまた違う「豊かさ」を考えてみる。
本物に触れ、本物の良さを改めて見直すきっかけになるような、
そんな時間になったら。。。と企画したイベント。

木曽の木地屋ヤマトの小椋さんが先生です!

ではスタート!
女性陣は循環の家の畑から、キュウリやインゲン豆、
ズッキーニ、ネギを収穫。
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次にガーデンキッチンでサラダづくり!
お庭でのお料理は気分良くて楽しい♪
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男性陣は、新しく完成した日干しレンガの釜戸で
お味噌汁とご飯を炊きます!
おいしいごはんの炊き方のコツも教えてもらって、
ピカピカのご飯たけました!
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黒七輪でネギやズッキーニも焼きます!
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はい。準備が整いました。
漆塗りのお箸やお皿のテーブルセッティングを前に、
地酒で乾杯!
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実際に手に持って、器の軽さや触り心地を体感。
漆器って本当に軽い!
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小さなお子さんも、漆塗りのお箸で。
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黒や朱の器に鮮やかな夏野菜がキレイ!
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豆腐
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先生の小椋さんから、漆器の歴史や制作への熱い思い、こだわり
たくさんの事を教えていただきました。
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昔は、鰹節も削っていた!
懐かしい〜。
カンナみたいな削り機でチャレンジ!
七輪で焼いた厚揚げに削りたてを添えます。
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本わさびは、サメ皮おろしで!
なめらかなでクリーミーなワサビ。
こちらは、湯葉に添えて。
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満足したあとは、しっかりお片づけ。
小椋さんの奥様に漆器の扱い方を教えていただきました!
ご主人いわく「良く言うと大らか」な性格の奥様。
特別な気を使う事はまったくないそうです(^^)

アクリルたわしに少し洗剤つけて、普通に洗う。
お湯で洗い流すし、水切りカゴに放置して乾かすこともあるそう。
漆器は扱いが大変!というイメージは、貝殻や螺鈿、金箔の装飾のある
晴れの日用の漆器が出回ったことでついたイメージ。
普段使うシンプルな漆器は、普通でぜんぜんOKだそうです!
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軽くて、肌触りが気持ち良いので、
男性陣も、お子さんも率先してお手伝いしてくれます!
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釜に残ったごはんで小椋さんが握ってくれたおむすび。
塩だけのおむすび。
本当においしかった!
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用意したお昼は、
ごはん・お味噌汁・お漬物・お豆腐・サラダ・木端味噌・煮物。
特別に豪華なものはないです。というか、一見おもてなしをするには
質素なくらい。
けれど、お客様はとっても贅沢な時間だった!って喜んで下さいました。

質素な食材を華やかに引き立てる漆器は、23工程を経て完成。
口あたりが良いように。
持ちやすいように。
使うヒトの事を考えて丁寧に作られた器は、本物ってこうゆうことか!と実感。

「早くて、安い」使い捨てのモノがたくさんある今に、
永く大事にしたいモノを少しづつ揃えていきたいなと思います!

間もなく定年退職を迎えられるお客様より。。。
今まではがむしゃらに、時間に追われて生きてきた。
ふと振り返った今、本当の豊かさ、贅沢って何だろう?
って考えています。
少しの不便や不自由さがあっても、本物にこだわって
暮らしていけたら、それが私の一つの贅沢。とお話しして下さいました。

ステキな時間でした。
皆さま、ありがとうございました!!

mi





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posted by アトリエデフ at 17:36 | Comment(0) | アトリエDEF通信

生葉の藍染めストールづくり♪

先日、長野のDEFオーナーW様のお宅に「藍染め体験」に行って来ました!
藍染めというと、手間のかかるものだと思っていましたが、、、、
なんとーーーーっ、今回は30分少々でできちゃったんですよ
えーなぜって!!?
それは、生葉染めだからなんです。

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通常の藍染めと呼ばれる染色液は、
灰を入れたり、発酵させたりと。。

ちょっと特殊なもの。

ただし、今回の生葉染めは「シンプルに生の葉をちぎって揉んで作る簡単染色液」なのです。

<手順>
1)W様の畑で採れた藍の葉っぱをちぎってネットに入れる


2)水の中で力強く揉んで、葉の成分を揉み出して染色液をつくります
→これけっこう握力が要るんです。

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3)葉っぱから液が沢山出て、とろみのある泡の染色液ができたら


4)絹のストールを入れて、染める
※生葉は動物性の繊維しか染まりません!!
ただし、動物である私たちの手もこんな感じ。

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洗えば2・3日で落ちます。ご安心を。。
私なんかは、やったな〜って感じで、むしろ嬉しかったですけどね★

5)数分液につけ、水の中で洗って「酸化」させます。
 すると、目が覚めるようなエメラルドグリーンからスカイブルーのような色に染まります。

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6)ストールを乾かして 完成<

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この技法は、簡単さもさることながら、、
「薬品も火も使いません!!」環境にも優しいんですね♪



実際やってみたら、選んだ素材によりそれぞれ違う色に染まりました。
私のストールは、夏の空のようなはっきりしたスカイブルーです。
綿の糸がポイントで入ったストールは、そこだけ染まらず、抜きになって、
白の縞島になって、それもかわいかったです♪(^^)
色も、グリーンよりのブルーだったり、淡いブルーだったり。。

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なんだか、まるでつくっか人にあった色味が出てるみたいで、
不思議でした。

この今が旬の「生葉の藍染め」は8月のエコラ祭り、
小諸のBioマルシェでもワークショップとして予定してます。

是非、みなさん体験してして見て下さい。



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posted by アトリエデフ at 16:36 | Comment(0) | アトリエDEF通信